拝啓、来年のワタシへ
一年という時間を嫌でも感じさせられる。
ほんの一年と十数日前、私は腐っていた。
日々の平坦な生活に辟易し、少しでも人生に彩りと生きがいが欲しくて
縋る思いでキーボードを叩いた。
綴りたい文章は心情のトロ。一番油ののった、誰もが美味しそうに感じる部分。
しかし、綴られた文章は腐臭に満ちたヘドロ。
見るにも聞くにも、目が潰れて鼻がひん曲がるようなみにくい文章。
結局、ただの自己満足で
ただの戯言で
期待した結果は得られなかった
変化を望めど、停滞を好み
変化をせずとも、時間は進む。
過ぎた時間は積み上げられず
ただ周りに散らかしているだけ。
去年より散らかった私の胸中は
きっと周りに迷惑がかかる程の腐臭を垂れ流し、ズブズブと溶けているのだろう。
来年の私はどのような私に成り果てているのだろう
腐り落ちる前に、生まれ変わりたい。